メールでLD情報

親の会が定期的に配信

 LD(学習障害)の情報を手軽に読んでみませんか―。LDにかかわる新刊書籍や講演会などの情報をまとめたニュースレター「LD(学習障害)ニュース」がインターネットの電子メールを使って定期的に配信され、子育てや仕事に追われる親たちの貴重な情報源になっている。

 LDは、1960年代初めに米国で使われ始めた用語。全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど特定の能力の習得とその能力を使うことに著しい困難を示すことを意味する。学齢期になるまで見逃されやすく、LDの診断は、行動観察や心理テストなどで総合的に行われている。

 ニュースレターを発行するのは、LD児を育てている東京の親の会「けやき」のメンバー。手軽に情報発信できることから、一昨年7月に「けやき」のホームページを開設。同じ年の9月にニュースレターを創刊した。購読者は現在1300人にのぼる。

 ニュースレターはほぼ週間で配信。各地で開かれる講演会、勉強会の開催案内のほか、文部省など公的な機関からの情報、書籍の紹介、購読者の投稿などを掲載。最近は首都圏だけでなく、地方の情報も増えている。

 LDに関しては近年、日本でも注目されており、書籍などの情報も増え、LD児の社会的自立を願う親の会も各地で活動している。しかし、社会的な理解、支援はまだ十分とはいえず、わが子がLDではないか、と悩みながら、だれにも相談できずにいる親も少なくないという。

 こうした中で、ホームページやメールを使った情報は時間や居住地域に関係なく、手軽に入手できることから、貴重な情報源として今後も活発に活用されそうだ。

 ニュースレターの購読は無料。「けやき」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/)から購読申し込みができ、申し込んだメールアドレスに自動的に配信される。

 ニュースレターの発行を担当するメンバーは「無限の可能性を秘めたインターネットだが、基本は人と人との交流だと思う。インターネットはLDの子を持つ全国の親の交流の広場として活用したい」と話している。

けやき:Eメール

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1999.6.8 秋田魁新報記事


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